茶道の美学
講談社
著 者: 田中仙翁
出版社: 講談社
出 版: 1996年
概要:
現代の茶人としての視点から、茶の湯における美しさや、日本独自の精神性の世界を説いた、現代人のための茶道入門書。茶道具を扱う所作の美と、茶室における美意識の変遷から、日本人の生活文化に与えた影響と、社会情勢に対応して変化する茶道の歴史と美学について、解説しています。
目次:
第一章 茶の美の原点
・床の間という空間
・土壁の茶席
・手どりの感触
・カネワリ
・カネワリと茶道
第二章 数寄の展開
・唐物荘厳の時代
・茶の湯の萌芽
第三章 数寄より茶の湯へ
・数寄の道
・茶の湯の進展
・爛熟する茶の湯
・近代の茶道
第四章 美の所作
・点前
・茶の湯で展開される美の世界
第五章 変遷する美意識
・茶の美の変遷
・茶会と道具組